私たちがFXを始めるためには、国内または海外に複数あるFX会社に口座を開設する必要があります。そして、開設したFX会社内の専用口座に証拠金を入金してトレードを始める事になります。
ただ、これからFXを始めようとしているFX初心者にとっては、これら複数のFX会社の中からどのような基準を元に口座を開設したら良いのか?についてまだ分かっていないと思います。
そこで、当記事ではFX会社を選ぶ際に注目すべきポイントについていくつか解説していきますので、現在FX会社選びで困っている人は是非参考にして下さい。
FX会社を選ぶ際のポイント
ここからは、累計で10社以上のFX会社に口座を開設して、その特徴やポイントを熟知している私の経験を元に、FX会社を選ぶ際のポイントについて解説していきます。
トレードスタイル別で選ぶ
FXでは、主に下記のトレード手法があります。
●デイトレード
●スイングトレード
●自動売買
まずは、スキャルピングトレードですが、これは短時間にトレードを繰り返す事によって少ない利益を積み重ねていく手法となっています。短時間でトレードが完結するため、エントリー後あまりチャートを眺めている事が出来ないという人でも実践可能なトレード手法です。
また、短時間でエントリー&決済を繰り返す手法のため、スプレッドが小さいFX会社が適しています。
ただ、FX会社の中にはこのスキャルピングトレードを禁止している会社もあるため、スキャルピングトレードを行う場合には、事前にトレード可能なのか?について調べておく必要があります。
次に、デイトレードですが、これは基本的に1日で完結するトレード手法になります。1日で完結するため、ある程度スプレッドの幅には融通が利きますが、それでもスプレッドが小さいに越した事はありません。
そして、スイングトレードですが、これは中・長期的にポジションを保有し続けるトレード手法になります。ポジション保有期間が長くなるため、スプレッドによる影響は少ないのですが、スワップポイントにはかなり影響されるため、スワップポイントの高いFX会社がお勧めです。
最後に自動売買ですが、これはその名の通りFXを自動で売買を行うトレード手法となっています。自動でFXが行えるなんて夢のような話ですが、自動売買が行えるFX会社は限られているため、事前に自動売買が可能なのか?について確認しておく必要があります。
取引コストで選ぶ
ここでいう取引コストとは、『スプレッド』の事になります。先程も解説した通り、このスプレッドの影響を一番受ける手法はスキャルピングとなっているため、FXでスキャルピングを行う場合にはスプレッドの狭いFX会社がお勧めです。
逆に、スイングトレードの場合には、このスプレッドが狭いに越した事はありませんが、スキャルピングほどには考慮する必要はありません。
スワップポイントで選ぶ
スキャルピングとデイトレードの場合、基本的にトレードは1日以内で完了するため、スワップポイントの影響を受ける事はありません。
ただ、スイングトレードに場合には、ポジションの保有期間が長くなるため、スワップポイント次第でFX会社によってはポジション決済時にかなりの差が出る可能性があります。
そのため、スイングトレードを行う人は、スプレッドよりもスワップポイントを重視した方が良いです。
取引ツールの使いやすさで選ぶ
取引ツールは、FXを行う以上は切っても切り離せないシステムとなっています。そのため、取引ツールの使いやすさについては、ある意味最重要課題となっており、その操作性やレスポンスの速さなどについて事前に確認しておく必要があります。
ちなみに、各FX会社ではデモトレードによって取引ツールの使い勝手を確認する事が出来るため、まずはデモトレードで取引ツールの使いやすさについて確認した方が良いです。
少額取引の有無で選ぶ
FX会社によっては、最低取引数量が決まっており、少ない会社だと1通貨から取引可能というところもあります。
もっとも、1通貨の場合は利益を得たとしても二束三文になりますので、あくまで証拠金を使ってFXに慣れるために使った方が良さそうです。
そのため、現実的に見れば1,000通貨や10,000通貨などのFX会社が多くなっているため、自分の資金と相談の上、FX会社を選んだ方が良いかと思います。
まとめ
この記事でのポイントは下記の通りです。
●取引コストで選びましょう
●スワップポイントで選びましょう
●取引ツールの使いやすさで選びましょう
●少額取引の有無で選びましょう
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