株式投資では、まず店舗型証券会社またはネット型証券会社に口座開設を行う必要があります。
ちなみに、実際に株式投資を行う銘柄の選別をする必要がありますが、銘柄の選別を自分で行う事が出来るという人はネット型証券会社、株式投資の専門家からのアドバイスを貰いたいという人は店舗型証券会社へ口座開設を行うと良いかと思います。
そして、株式投資先の銘柄が決まれば、いよいよ株式投資を行う事になりますが、どのような感じで株式投資を始めたら良いのか?が分からないという人のために、当記事では株式投資の始め方について解説します。
株式投資の流れについて
ここからは、株式投資の流れについて解説していきます。ちなみに、すでに証券会社への口座開設と株式投資先の銘柄の選別は完了していることが前提です。
株式投資方法の種類について
株式投資では、FXと同様に短期間での売買を繰り返す方法や長期間株式を保有し続ける方法がありますので、自分のスタイルに合わせた投資方法を選ぶ事が可能です。
例えば、短期間で取引を繰り返す方法では、取引所の取引時間内において常に株価の値動きを監視する事が出来る人や少ない利益でも積み重ねて大きくしたいという人にはお勧めの取引方法になります。
また、長期間株式を保有する方法では、日中あまり株価の値動きを監視する事が出来ない人や長期間保有による株価上昇を期待しての利益と配当金、株主優待などの特典を受けたいという人にお勧めの取引方法になります。
売買取引の種類について
これから株式投資を始めるという人は、一度は聞いた事があると思いますが、株式投資には主に現物取引と信用取引があり、これらの取引方法には大きな差があります。(他にも先物取引やオプション取引などもありますがここでは省略します)
現物取引とは?
この現物取引ですが、証券会社の取引口座にある投資資金の範囲内で、投資する株式の売買を行う取引方法になります。購入する時の時価で計算された株式を購入、または保有している現物の株式のみを売却する取引がこれにあたります。
そして、この現物取引は、株式投資の取引方法では一般的な取引方法になります。
信用取引とは?
この信用取引ですが、信用という名前が付いている事からも分かるように、証券会社の取引口座内の資金を『保証金』として担保し、証券会社から資金を借りて株式を購入したり、株券(株式)を借りてそれを売却したりする取引方法になります。
これを簡単に言えば、証券会社の取引口座の資金を担保として、その数倍の資金や株券を借りて株式の売買を行う取引方法になります。
つまり、信用取引では自分の資金を超えた取引が可能になるため、取引がうまくいけば利益が増える可能性がありますが、取引がうまく行かなかった場合には損失リスクも大きくなる可能性があります。
この点においては、FXのレバレッジに似たようなシステムと言えます。
ちなみに、株式投資で信用取引を行う場合には、法律によって新規株取引金額の30%以上および30万円以上を証券会社の取引口座に預け入れる必要があります。
●新規株取引金額の30%が30万円未満の場合には30万円以上の保証金が必要です
また、信用取引では証券会社の取引口座内の資金が一定の維持率(保証金維持率)以下になった場合、追証(追加で入金)または決済する必要があるため、証券口座には十分余裕をもって資金を入金しておく必要があります。
投資先の株式を購入する
株式投資先の銘柄が決まっているので、あとはその銘柄を購入するだけですが、いつでも株式を購入出来るという訳ではありません。株式投資では株式を購入出来る時間が決まっているのです。
そして、株式を購入できる時間帯は下記の通りとなっています。(内国株の場合)
実は、この取引可能時間は証券取引所の取引時間となっており、株式売買は証券会社を介して証券取引所にて行われる事になります。
そして、この前場と後場の取引時間の合計は5時間となっているため、1日の中でこの5時間のみ株式売買を行う事が可能となっています。
ちなみに、証券会社の取引時間が平日のみとなっているため、下記の日は証券取引所の休業日となっています。
●国民の祝日及び休日
●大晦日(12月31日)
●お正月(1月1日~1月3日)
同じ金融取引商品のFX(外国為替証拠金取引)が、土日を除く24時間の取引が可能となっているのに対して、株式投資は平日の5時間のみの取引になっているため、FXと比べると取引時間がかなり短い事が分かります。
まとめ
この記事でのポイントは下記の通りです。
●売買取引には現物取引や信用取引などがあります
●証券取引所の取引時間内に株式の売買を行う必要があります
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