FX(外国為替証拠金取引)に比べてその歴史が古く、取引参加者も多い株式投資(別名株取引)ですが、その仕組みというかシステムはFXとは異なっており、FXの事は知っているけど株式投資の事は良く分からないという人が少なからずいます。
その一方で、株式投資歴の長い人は、株式投資の事は隅から隅まで知っているけどFXの事は良く分からないという人もいます。
そこで、当記事では株式投資の経験も豊富なブログ管理人が、株式投資について分かりやすく解説していきます。
株式投資について
この株式投資ですが、その名の通り、とある企業(株式会社)に投資する事を言います。もっと分かりやすく解説すると下記の通りです。
ここで重要な事は、『将来性の高い株式会社』になります。何故なら、株式投資を行っている人の多数が株式投資で利益を得たいために行っているからです。
もっとも、その株式会社とつながりがあるため投資を行っている、またはその株式会社が好きだから投資を行っているという人もいると思いますが、私たち一般の投資家にとっては、投資=利益を得るために行っています。
そのため、株式投資では数多くある株式会社の中から、現在の業績や今後の展開・見通し予想などを検討した上で、この株式会社は将来的に業績が伸びていくであろうという会社に対して、自分の資金を使って投資を行う事になります。
ちなみに、自分の資金を使って株式会社に投資を行う訳なので、利益が出た際の配当金の受け取りはもちろんですが、投資した株式会社の株券を保有する事になるため、株式会社の実質的な所有者として株主総会に参加する事が可能になります。
株主総会について
株主総会ですが、実は誰でもその会社の株式を保有していれば参加する事が出来るという訳ではありません。株式総会に参加するためには下記の条件を満たしている必要があります。
●株式会社の決算月の権利確定日に株主(株式)を保有していること
●議決権を保有していること
この2つの条件を満たしていた場合、自宅宛てに『株主総会招集通知書』が届きますので、この通知書に同封されている『議決権行使書』を持参すると株主総会の会場に入る事が出来ます。
ちなみに、『議決権の保有』についてですが、基本的に1単元株につき1つの議決権がありますが、大抵の場合1単元株=100株となっているため、その株式会社の株式を100株以上保有していないと株主総会に参加することは出来ません。
株式会社に出資する方法について
株式会社に出資するためには、その株式会社が発行している株式を購入する必要があり、基本的にこの株式を購入するための窓口が証券会社になります。
そのため、まずは証券会社に口座開設して、株式投資用の資金を入金しておく必要があります。そして、株式市場が開いている時間内に目的の株式を購入するという流れになります。
ちなみに、証券会社が窓口になっている株式=証券取引所に上場している株式を購入する事になるため、事前にどの株式を購入するのか?について会社四季報や証券会社の各種情報を元に検討しておく必要があります。
株主配当について
株式会社によっては株主配当があり、この株主配当とは株式会社の決算時に出た利益に対し、出資額の割合で株主に配当されるお金になります。
例えば、とある株式会社の株式を5%保有しており、この株式会社の決算時の利益が5,000万円で内部留保が50%だった場合の株主配当の計算式は下記の通りです。
ちなみに、内部留保ですが、これは株式会社の決算時にでた利益の中から、株主配当や役員報酬などの社外流出金を除いたお金の事であり、この内部留保が多ければ多いほど会社経営の安定性が高く、今後の倒産リスクが低いため、株式投資先としては有望になります。
まとめ
この記事でのポイントは下記の通りです。
●一定の条件を満たすと株主総会へ参加することが出来ます
●株式は証券会社で購入することが可能です
●決算時の利益次第では株主配当を受け取ることが可能です
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